ダイキン工業は空調業界ではじめてルームエアコンに埋め込み磁石形同期モータ(IPMモータ)を導入。業務用エアコンにもIPMモータをいち早く搭載し、常に空調省エネのトップランナーとして業界をリードしてきました。
この当社省エネモータ技術と生産能力を駆使して開発した可変速モータを搭載したハイブリッド商品で工場の省エネを実現致します。
強力なネオジム磁石※1による“磁石トルク”と、エアコンのコンプレッサーに初めて採用された“リラクタンストルク※2”の2つの回転力を合わせることで、より少ない電力で大きなパワーを生みだします。
ネオジム磁石は、一般に広く使われているフェライト磁石を大きく上回る力強いパワーをもっています。
希土類永久磁石をロータ深くに配置することによりマグネットトルク(コイルと永久磁石の吸引/反発力)に加えリラクタンストルク(コイルが鉄をひきつける力)を最高に引き出す電磁構造により、高トルクと最高の効率/低発熱を実現しています。
(表面磁石形同期モータ:サーボモータ、ブラシレスDCモータ)
N極S極の磁力線の長さは等しく、リラクタンストルクによる回転力は発生しない。
(埋め込み磁石形同期モータ)
S極側の磁力線の長さの方がN極側より長くなっており、伸びたゴムが縮むように、S極側の磁力線が短くなろうとして矢印方向にリラクタンストルクによる回転力が発生する。
ダイキンIPMモータは汎用誘導モータや高効率誘導モータより更に高効率です。
ダイキンIPMは低速域で大トルク出力が可能なので汎用インバータで問題となる低速域でのトルク不足が発生しません。
工場の電力削減・節電対応について、お気軽にご相談ください。