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ダイキンの省エネテクノロジー
高効率IPMモータ

ダイキン工業は空調業界ではじめてルームエアコンに埋め込み磁石形同期モータ(IPMモータ)を導入。業務用エアコンにもIPMモータをいち早く搭載し、常に空調省エネのトップランナーとして業界をリードしてきました。

この当社省エネモータ技術と生産能力を駆使して開発した可変速モータを搭載したハイブリッド商品で工場の省エネを実現致します。

"ダブルの回転力"で、省エネ性を向上

強力なネオジム磁石※1による“磁石トルク”と、エアコンのコンプレッサーに初めて採用された“リラクタンストルク※2”の2つの回転力を合わせることで、より少ない電力で大きなパワーを生みだします。

(フェライト磁石) (ネオジム磁石

省エネ性アップのひみつ!
強力ネオジム磁石

ネオジム磁石は、一般に広く使われているフェライト磁石を大きく上回る力強いパワーをもっています。

※1
希土類元素であるネオジム(Nd)と鉄(Fe)・硼素(B)の化合物で、最高性能の磁気特性を持つことで知られています。
※2
鉄と磁石が引き合う力(リラクタンス=磁気抵抗)から生まれる回転力。

IPMモータの基本原理

希土類永久磁石をロータ深くに配置することによりマグネットトルク(コイルと永久磁石の吸引/反発力)に加えリラクタンストルク(コイルが鉄をひきつける力)を最高に引き出す電磁構造により、高トルクと最高の効率/低発熱を実現しています。

従来モータ(ACサーボ)の構造

従来モータ(ACサーボ)の構造

SPMモータ

(表面磁石形同期モータ:サーボモータ、ブラシレスDCモータ)

N極S極の磁力線の長さは等しく、リラクタンストルクによる回転力は発生しない。

IPMモータの構造

IPMの構造

IPMモータ
ドライブシステム

(埋め込み磁石形同期モータ)

S極側の磁力線の長さの方がN極側より長くなっており、伸びたゴムが縮むように、S極側の磁力線が短くなろうとして矢印方向にリラクタンストルクによる回転力が発生する。

モータ効率比較

ダイキンIPMモータは汎用誘導モータや高効率誘導モータより更に高効率です。

低速大トルク

ダイキンIPMは低速域で大トルク出力が可能なので汎用インバータで問題となる低速域でのトルク不足が発生しません。

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